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  • 執筆者の写真menow

「Nostalgia 2」というタイルマップエディタ


つい先日、タイルマップの隙間についてどうしたものかと考えていたところ、ツイッターのフォロワーさんに「Nostalgia 2」というマップエディタを作っていらっしゃる方が・・・。

藁にも縋るように質問をしているうちに、その方のマップエディタ「Nostalgia 2」を購入していました。

そして今回は使用感と、無料で使用ができる「2D Tilezone Lite」との比較をしていきたいと思います。

使用感

まず使用感についてですが、とてもシンプルな操作画面に、楽に設定できるオートタイル機能が目を引きました。

オートタイルは、「RPGツクール VX」および「Wolf Editor」に対応しており、それぞれのタイルマップを用意することで使用できます。

私が購入した直後は、Colliderが特定の条件化で機能しなかったりしましたが、コンタクトをとったところ迅速に対応いただきました。

まだまだ開発途中ということもあり、新しい機能などがどんどん追加されてくると思います。

そして何より、開発者が日本人ということもあり、不具合などの報告、使用方法なども日本語なので、簡単に気軽に始めることができます。

また、様々なUnity周辺機能を開発されているので、こちらをご覧ください。

「Nostalgia 2」の更新報告や使用方法を見ることができます。

2D Tilezone Liteとの比較

みなさんも気になるかと思いますが、無料で使えるものとどちらが良いのか、比較していきます。

今回比較の対象とするのは、無料ながらも質の高いマップエディタで、私も愛用している「2D Tilezone Lite」になります。

では、それぞれの項目で、両者を比較していきましょう。

外観

「Nostalgia 2」の外観は、このようになっており、非常にすっきりと片付いた印象です。

「2D Tilezone Lite」の外観は色々なボタンがあり、複雑そうですね。

これから2Dゲームの制作を始めようという方には、「Nostalgia 2」の方が使いやすいと思います。

オートタイルに対応したマップも「RPGツクール VX」と「Wolf Editor」のものが使えるので豊富ですし、操作も直感的で、日本語での説明があるのでオススメです。

オートタイルへの対応

「Nostalgia 2」でのオートタイルはこのように設定できます。

「RPGツクール VX」か「Wolf Editor」のどちらかの形式でタイルマップを作る必要があります。

一度スプライトから設定してしまえば、後は自動でオートタイルを設定してくれるので、アイコンをクリックするだけで簡単に使えます。

「2D Tilezone Lite」でのオートタイルの設定は、Unityのエディタ内で行います。

マップのスプライトの形式にかかわらず、ここでオートタイルの設定をしなくてはいけません。

用意されているマップチップを使えば楽なのですが、自分で用意したものを使うとなると、いちいち設定してから使わなくてはならないので、面倒です。

しかし、設定の幅は広く、細かなところの接合部分はとても良く表現できています。

配布されているマップをそのままオートタイルとして使用するのであれば、「Nostalgia 2」のオートタイルの対応はとても便利です。

自作のマップチップを使う場合にも、オートタイルへの対応が楽であるというのはとても良いと思います。

動作の安定性

「Nostalgia 2」はまだ開発中ということや、新機能の実装もしているという点で、動作の安定性は低いと思います。

バグフィックスに関しては、ツイッターで開発者の@caitsithware さんに報告することで、迅速に対応いただけるかと思います。

私が報告した際には、数十分程度で改善されていました。

「2D Tilezone Lite」は非常に安定しており、問題点なども特に見つかっていません。(マップのタイル間の隙間はUnityのマップチップを拾う際によくあるらしいです。)

まとめ

以上、ここまでUnityのタイルマップエディタを比較してきましたが、有料版といえど、万能ではないということと、無料だからといって全て劣っているわけではないということがわかったかと思います。

個人的には、現在制作しているゲーム「ユカリア」では「2D Tilezone Lite」を使ってマップを制作していこうと思います。

というのも、すでにマップをほぼ制作し終わってしまっているので、いまさら入力しなおすというのは面倒です。

ですが、次回作の「ユカリア AA」では「Nostalgia 2」を存分に使って制作していこうと思います。

それまでに、色々と「Nostalgia 2」の機能の追加や、利便性の向上がされていればいいなあと思いながら、マップチップのスプライトもポチポチと少しずつ打っていきたいですね。

それでは、Unityの2Dマップエディタ「Nostalgia 2」を購入してみた感想と比較でした。


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